Robinson's cherry 20
「小島が…」
呟いた言葉に雫が反応して、広がる海にぽつりぽつりと浮かぶ小島を見た。
「ここら辺は小島しかないよ。でも全部の島が橋でつながってるから、行き来は出来るようになってる」
「どこまでつながってるんだ、これ」
見渡す限りの海に、橋でつながった島は延々と続いている。それにそって今舟は進んでいるのだ。
「リンチュエイの隣のグランシー街までつながってるよ。えっと確か」
「百五十三島ある」
まだまだ続きそうな島の羅列を遠い目で見ながら、樹がぼやりと言った。さっきまでウォートが持ってきた本を読んでいたのだが、目が疲れたと言って、今の今までずっと海を見ていた。
「そう百五十三島。大抵一つの島に十軒ぐらいあるんだけど、一軒だけしかないとこもあるよ。一応全部で一つの街。グランシー街」
「すごいな…」
延々伸びていく島と橋を見ながら呟く。
それはまるで宇宙に伸びているコロニーのようだった。
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まさかの三年越し…申し訳ないです orz